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不知火(しらぬい)の海辺に暮らす人びとの生と死、恋の道行き、うつつとまぼろしを描く石牟礼文学の重要作。第三回紫式部文学賞受賞。解説 米本浩二
うつつとまぼろし、生と死、恋の道行き――
石牟礼道子、名著復刊。
南九州・不知火(しらぬい)の海辺の地「葦野」で土木事業を営む萩原家。うつつとまぼろしを行き来する当主の妻・志乃を中心に、人びとの営み、恋、自然が叙情豊かに描かれる傑作長編。作者の見事な筆致で、死者と生者、過去と現在、歓びと哀しみが重なり、豊饒な物語世界が現れる。第三回紫式部文学賞受賞作品。解説 米本浩二
【目次】
第一章 梨の墓
第二章 ほおずき灯籠
第三章 十 六 夜 橋
第四章 みずな
第五章 櫛人形
第六章 雪笛
解説 悲哀の連鎖する海 米本浩二
十六夜橋 【新版】/文庫
400
円(税込)