
この商品の詳細
- 出版社
- 彩流社
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4779127847
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2022年02月01日
この商品の紹介
人を喰うことは、常に神を喰うこと
私たちは神への深き愛ゆえに、神との融合を求めて聖餐を催し、その血肉に見立てたパンと葡萄酒を体内に取り込んで恍惚とする。だとすれば、兄弟たる人間へのフィリアゆえにその肉体を貪る行為も、貴き愛と呼べるだろう......
なぜ男は「美しいひと」を食べたのか。全篇にちりばめられた、古今東西の食人にまつわる膨大な逸話の引用から浮かび上がる、「真実の愛の行為」としての食人の姿とは。この、妖しい輝きを発する告白体の小説こそ、カニバリズム文学のイデアへの最接近を果たした奇書と呼んでも過言ではない。
僕は美しいひとを食べた/単行本
1,150
円(税込)