
この商品の詳細
- 出版社
- 東北大学出版会
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4861633348
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2020年07月01日
この商品の紹介
文明開化期の日本において福澤諭吉(1835-1901)と並び称されながらも、これまで「御用記者」の代表格として等閑視されてきたジャーナリスト福地源一郎(桜痴、1841-1906)。本書は、彼の言論活動に光を当て、その思想的意義を明らかにするものである。具体的には、福地が『東京日日新聞』の社長兼主筆として健筆を振るった明治7年からおよそ10年間の同紙論説記事や他紙を丹念に分析し、「公論」と「国民」の形成という角度から照射することで、明六社や自由民権運動を中心に構築されてきた従来の明治前期思想研究の枠組みに、新たな展望を切り開くものである。
「公論」の創生「国民」の誕生/単行本
3,498
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