
この商品の詳細
- 出版社
- 左右社
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4865282672
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2020年02月01日
この商品の紹介
クラシックな感性と斬新な言語感覚を併せ持つ気鋭の作家による第一句集。永遠の景色へといざなう248句。
虚子も図太いが、この作者も図太いーー岸本尚毅
安里琉太の句に感じるこの、いざない、は決して観念的だったり強引だったりはせず、きわめて自然に起こるーー鴇田智哉
定型感を保ちながら、柔軟な感性が波打つ美しい調べ。古風と今風が互いに主張し譲り合う妙ーー鳥居真里子
たそがれの雲間の凧をふと見たり
ひいふつとゆふまぐれくる氷かな
摘草やいづれも濡れて陸の貝
竹秋の貝が泳いで洗ひ桶
金亀子飛ぶことごとく遺作の繪
夏を澄む飾りあふぎの狗けもの
ゆかりなき秋の神輿とすこし行く
花を焚くけむりが西へ秋の声
式日/単行本
890
円(税込)