
この商品の詳細
- 出版社
- 山陽放送学術文化財団
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4860695866
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2019年06月01日
この商品の紹介
本書は、公益財団法人山陽放送学術文化財団の主催、岡山日蘭協会の共催で2018年6月にスタートした新シリーズ『慈愛と福祉の先駆者たち』の第1回から第4回までのシンポジウム4回分をまとめたもの。
明治維新の後、新政府が富国強兵・殖産興業に邁進した陰で貧富の差が拡大、デフレ政策や相次ぐ戦争、災害により全国の農山漁村は疲弊し、餓死者も多数出る状況がありました。この事態に岡山県内では、各地で篤志家が生活援助のための「講」を立ち上げたり、僧侶と医師がチームを組んで貧窮者を無料で治療するなど相互扶助や保健衛生の取り組み、禁酒運動が展開されました。
シリーズでは、日本の福祉の礎を築いた岡山ゆかりの先駆者や制度にスポットをあて、その理念や事業内容、そして継承されるべき福祉文化を新たな研究成果とともに討論・紹介しています。さらに今日的な課題にも迫ろうと、講師やパネリストには各分野の第一線で活躍する方々を招き、各回とも基調講演とパネルディスカッションを通じて、先人たちのあくなき探究心やその姿、今後の研究課題までもが浮き彫りにしており、本書でその貴重な内容を振り返ることができます。
慈愛と福祉岡山の先駆者たち1/単行本
550
円(税込)