
この商品の詳細
- 出版社
- 北大路書房
- 出版社シリーズ
- ISBN
- 4762830679
- サイズ
- 単行本
- 発売年月日
- 2019年05月01日
この商品の紹介
大切な人を亡くしたとき,
遺族は故人への自らの「とらわれ」を断たねばならないのか?
なぜ故人はしばしば置き去りにされるのか?
死があたり一面に散乱させた瓦礫の山にも,多くの人々が「大切な一瞬」を見つけることができる。痛みと喪失の瞬間に「美の瞬間」を見出すことができる。悲嘆の痛みをやり過ごす最も良い方法は,「既製のモデル」に従うことではなく,その人自身の反応を「手作り」することにある,というのが本書の信念である。社会構成主義とナラティヴ・セラピーの視点から,死の臨床における「治療的会話」の新たな枠組みを示す。
【主な目次】
第1章 悲嘆に美しさを求める
第2章 現実の勝利
第3章 リ・メンバリング
第4章 遺族になる
第5章 暗黙の意味を救う
第6章 死の政治学
第7章 伸びる時間
第8章 もろさを喜んで引き受ける――ダモクレスの贈り物
第9章 希望をもう一度
手作りの悲嘆/単行本
2,470
円(税込)