20世紀少年 ＜全22巻セット＞

２０世紀少年は、浦沢直樹によるSFコミック・青年コミック。小学館の「ビッグコミックスピリッツ」に1999年から連載され、2006年に完結した。単行本全22巻。日本が高度成長の真っ只中だった1970年代。ある少年たちは希望に満ち溢れた世界を空想し、そのストーリーを「よげんの書」に書き記しておくが、月日が経ち、その少年たちも大人になるにつれ、空想の記憶は薄れていく。少年のうちの一人である主人公の「ケンヂ」はコンビニを営む平凡な日々を送っていたが、自分の周囲で起こる出来事をきっかけに薄れていた記憶が蘇ってくる。さらに世界各地で起こっている異変も、あの少年時代に空想した「よげんの書」通りに起こっていることに気づく。そして、その陰に潜む謎の人物「ともだち」との出会いによって、すべての歯車が狂い始める。第25回（2001年）講談社漫画賞一般部門、第37回（2008年）日本漫画家協会賞大賞、第39回（2008年）星雲賞コミック部門受賞。海外でも2004年にアングレーム国際漫画祭最優秀長編賞という、ヨーロッパ最大と言われる漫画賞を受賞するなど、他にも多数の賞を受賞している。2008年から3部作として実写映画化された。