砂時計 ＜全10巻セット＞

砂時計は、芦原妃名子による少女漫画。2003年より「Betsucomi」にて連載、2006年に完結。単行本全10巻。12歳の少女が大人になるまでの心情を、砂時計に絡めて緻密に描き出した作品。12歳の少女・植草杏（うえくさ・あん）は、両親の離婚を機に母親の実家へと引っ越す。最初は田舎に馴染めなかった杏だったが、北村大悟という近所の少年と出会ったことで慣れ始める。しかし暫くして杏の母が生活を苦に自殺してしまう。悲しみのあまり美和子の遺影に砂時計を投げつけ壊してしまう杏。そんな杏に大悟は、同じ砂時計を渡し、ずっと一緒にいると誓い――。2005年、第50回小学館漫画賞少女向け部門受賞作品。2005年5月ドラマCD化。2007年3月よりテレビドラマ化。全60話。2008年3月に小説化。同年4月に原題で実写映画化。